メッカ郊外にある「ミナの谷」イスラム教の大巡礼(ハッジ)に参加していた信徒らが将棋倒しになる事故があり、1990年以来、最悪規模の被害とみられ当局によると717人が死亡、800人以上が負傷したということだ。
ハッジ最終日と言うことでミナの谷では、預言者アブラハムが悪魔の誘惑を退けたとされる故事にならい、信者らが悪魔に見立てた石柱に石を投げつける儀式が行われており、毎年、多数の信者が殺到することからたびたび事故が発生し、2006年にも発生した将棋倒し事故では360人以上が死亡している。※ハッジはイスラム教で信仰の柱の一つとされ、世界中から約200万人が参加している。